開催概要
国立国会図書館と東北大学災害科学国際研究所は、令和7年1月11日に「東日本大震災アーカイブシンポジウム」を開催いたします。
令和6年1月に発生した能登半島地震の被災地では、復旧・復興の活動が進められるとともに、新たに震災関連資料のアーカイブ構築に向けた取組も始まっています。他方、令和7年1月には阪神・淡路大震災から30年の節目を迎え、新潟県中越地震からは20年、東日本大震災からも10年以上が既に経過しています。この間、様々な震災アーカイブが構築・運営されてきました。しかし、時間の経過とともに存続が危ぶまれるアーカイブも生まれ、震災アーカイブの意義や役割といった本質的な問題が、今改めて問われています。
本シンポジウムでは、近年震災アーカイブに関する業績をお持ちの研究者をお招きし、阪神・淡路大震災以降の震災アーカイブの歩みや、社会や歴史における災害の位置づけ等にも話題を広げつつ、震災アーカイブの意義や役割、そして残すべき「記録」や「記憶」について議論します。
日時及び開催方法
日 時:令和7年1月11日(土曜)13時から16時まで(開場:12時30分)
会 場:東北大学災害科学国際研究所多目的ホール(仙台市青葉区荒巻字青葉468-1)
開催方法:有観客による開催のほか、会場の映像をウェブ会議システム(Zoom)を用いて事前登録者に対して同時配信します。
主 催 : 東北大学災害科学国際研究所・国立国会図書館
後 援 : デジタルアーカイブ学会
プログラム (敬称略)
オープニング | 開会の挨拶 東北大学災害科学国際研究所 所長 栗山進一 | |
主旨説明 東北大学災害科学国際研究所 教授 今村文彦 | ||
研究報告 | 「災害対応史と日本災害デジタルアーカイブの活用」 | |
専修大学 ネットワーク情報学部 教授 佐藤 慶一 | ||
「防災志向型デジタルアーカイブの問題点の整理と提案 ―「災間の社会」における震災アーカイブの意義を更新する―」 | ||
情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター 研究員 高森 順子 (※事前に収録した動画での講演となります) | ||
「ニュージーランド・カンタベリー地震関連資料と震災アーカイブ」 | ||
神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科 教授 水本 有香 | ||
進捗報告 | 「震災アーカイブポータル「ひなぎく」の役割と現況」 | |
国立国会図書館 電子情報部 主任司書 小林 芳幸 | ||
「近年の自然災害のデジタルアーカイブについて」 | ||
東北大学災害科学国際研究所 准教授 柴山 明寛 | ||
パネルディスカッション | 「震災アーカイブが残すべき「記録」と「記憶」について」 | |
(ファシリテーター)柴山 明寛 (パネリスト)佐藤 慶一、水本 有香、小林 芳幸 | ||
クロージング | 閉会の挨拶 国立国会図書館 電子情報部 主任司書 小林 芳幸 |
参加方法及び参加申込み
(1)参加方法:会場参加、もしくはオンライン参加のいずれか
(2)定 員:会場参加 120名(先着順)、オンライン参加 300名(先着順)
(3)参加費:無料
(4)参加申込み:参加を御希望の方は、こちらのお申し込みフォーム からお申し込みください。
■フォームを開けない場合は必要情報を記載のうえ、以下のメールアドレスまでご送付ください。
・E-mail:archiveforum* irides.tohoku.ac.jp(* を@に置き換えてください)
・必要情報 ①氏名 ②ふりがな ③ご所属 ④メールアドレス ⑤電話(※任意) ⑥希望する参加方法(来場 or オンライン)
・申込み期限:令和7年1月7日(火曜)17時まで
・当日録画した動画は、後日、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)ウェブサイトで保存・公開する予定です。動画には会場の風景も映り込むことから、一般参加者の肖像・質疑応答の質問内容なども保存・公開の対象となります。あらかじめご了承ください。
(5)視聴案内:令和7年1月9日(木曜)12時までにオンライン参加のご案内メール(視聴URL)をお送りする予定です。
■案内メールが届かない方 ≫≫≫ madoka.ono.d3*tohoku.ac.jp(*を@に変えてください)までご連絡ください。
(6)取材申し込み:上記の参加フォームと同じフォームのメッセージ欄に「現地取材」もしくは「オンライン取材」と記載をお願いいたします.
お申し込みフォーム
お問い合わせ
東北大学災害科学国際研究所 災害人文社会研究部門 災害文化アーカイブ研究分野
担当:柴山、小野 / 電話番号:022(752)2099
【取材関連・参加申込】E-mail:archiveforum* irides.tohoku.ac.jp(* を@に置き換えて下さい)
【返信メール・視聴案内メール】madoka.ono.d3*tohoku.ac.jp(* を@に置き換えて下さい)